リフォーム 住宅診断

断熱は大丈夫?

本日床下の調査で断熱材のたわみを発見しました。

落下こそしていませんが今にも落ちそうな状況です。

断熱材が落下してしまう原因としては、そもそもサイズがあってなく隙間が出来ているような施工がされていたり、断熱材を固定していないなどの施工によるものが多くあります。

また、素材によっては時間の経過と共に収縮するものがあるので、新築時にはしっかりと隙間なく施工したつもりでも落下してしまうことがあります。

そのため、多くの調査をしているとリビングや階段下、玄関下などのような床からの振動が多く伝わりやすい場所で多く発生している傾向があるように感じます。

今でこそ隙間なく入れることは常識になりましたが、断熱材が普及し始めた頃は断熱材を正しく理解している人も少なく、あればいい程度の認識だったように思います。

私たちは「冬は寒いものだから家が寒くて当たり前、寒ければ家の中でも毛布を掛けて我慢するもの」だと教わってきましたが、韓国や欧米などと比較して、日本ほど家の中が寒い国はないと言われています。

WHOの「住まいと健康に関するガイドライン」で各国に対し、「冬の室内温度は18℃以上が望ましい」と勧告しています。

冬の室温が18℃以上であれば、呼吸器系疾患や心血管疾患のリスクが低減できると確認されたからです。

また、高齢者や子どもの場合は、さらに暖かい環境が必要であることも述べているほどです。

でも私が若かった頃の家は朝起きたら5℃なんて普通のことで、寝室では息を吐くと白くなるほどでしたから、室温18℃以上って言われると言葉が出ません。

問題は寒さだけではなく夏の暑さも異常で熱中症も深刻な問題になっています。

無断熱であったり、落下していたり隙間だらけの住宅は、危険な住宅だと言えるかもしれません。

自分の家の床下や天井裏の断熱材がどうなっているのか、問題はないのか一度点検してもらうことが大切です。

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