シロアリ被害に想うこと
写真はシロアリの通り道の為に造られる蟻道を写したもので、シロアリの侵入を確認する一つのサインともいえます。
この地域に見られるシロアリは土の中を移動して蟻道を造り基礎を伝って建物に侵入してくるので、写真の様に床下が土だったり砂利といった構造をしていると簡単に侵入されてしまいます。
最近の住宅はベタ基礎と呼ばれる床下が一面コンクリート造りとなっているためにシロアリが侵入しにくくなっています。
しかし、工事の都合上コンクリートを分けて流し入れていると、固まるときに収縮するため、コンクリートが離れそこに隙間が出来てシロアリの侵入口となるケースがあります。
また、配管を通すための穴や水が床下に入ってしまったときに排水するために設けられている穴、さらには基礎のひび割れなどからシロアリは侵入してくるために油断は禁物なのです。
よく陽当たりが良かったり、風通しがいいと湿気はないのでシロアリの被害は起こらないと思っている方がたまにいますが、いくら陽が当たっていても床下は年中日陰であることや陽が当たることで床下との温度差が起こり結露を起こしたりするので陽当たりの良い居室であってもシロアリの被害は発生していますし、北風が強く当たる住宅であっても床下は全くと言っていいほど風は流れていないのでシロアリの侵入を防げるというものではないことを知っておいてもらえたらと思います。
シロアリの被害に遭って駆除をすることで被害の拡大を止めることが出来ますが肝心なことは住宅のダメージです。
住宅の耐力上主要な土台や柱などが被害に遭ってしまうと耐震性が損なわれてしまい、少しの地震でも倒壊する恐れが出てくるのです。
また、いつの日にか住宅を手放すときが来た時などでは、シロアリの被害があると買い手がつかなかったり価格を下げさせられたりとデメリットがあります。
何事も大丈夫だろうではなく、もしかしたらと考えて定期的な住宅診断で大切な住宅、資産を守って欲しいと思います。
