その時は良くても・・・

本日は、床下の環境が気になると連絡があり調査に行ってきました。

白アリ・水漏れ・雨漏り・基礎割れ等の異常はありませんでしたが、断熱材の外れを多くの場所で確認しました。

これだけ隙間が開いてしまっては断熱材としての効果はありません。

このお宅が建てられた当時は、断熱材をはめ込むだけで、止め金具を使用していない建築会社もあったので時間の経過でこのような状態になってしまいました。

断熱材は繊維系のグラスウール・ロックウール、木質系のセルロースファイバー、天然系のウールプレス・発泡プラスチック系のポリエチレンフォーム・硬質ウレタンフォーム・フェノールフォームなどがあります。

それぞれに特徴があり良さがあるので、どれがいいとは一言ではいえません。

しかし、断熱性能が高いことは言うまでもありませんが、経年劣化しやすいものや可燃性の材料は住宅には適さないのではないかなと個人的には思っています。

やはり燃えやすいのはどうかと思いますし、長く持たせる必要があるのに経年劣化して変形や縮んでしまい今回の様に脱落したのでは目的とする質を維持できないと思うからです。

最近では各メーカーや建築会社が長期優良住宅とか高気密高断熱の家をうたって積極的に販売していますが、断熱性能ばかりが前に出て、安全性能や長期品質維持、さらにはメンテナンス性をあまり考えられていない住宅があるように思います。

これからの時代、断熱性能が高いことが必須と言ってもいいでしょう。

しかし、住宅に求められるものは、それだけではないので新築をされる際は、いい話だけでなくデメリットについても確認しておくことが大切です。

住宅は50年あまりの中で、どんどん進化しています。

その時その時の考え方で最適だと思われてきた建材や工法ですが、時間が経ってみると劣化の要因になっていることが多くあるのが過去の歴史が証明しています。

既にマイホームをお持ちの方は、自分の家がどんな造りの家なのか?

そして、どんな状態なのか知っておくことが、上手に暮らしていく方法の一つのように思います。

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