瑕疵保険でひび割れ補修

この写真は床下側から基礎補修用のエポキシ樹脂を注入して外側へと溢れ出ている様子です。

僅かなひび割れであっても基礎が断裂していることがあるので、細いひび割れだからと安心はできません。

特に問題となるのが、本来、強アルカリ性で鉄筋が錆びないように保護がされていますが、ひび割れにより空気中の炭酸ガスと触れることによって中和してしまい、鉄筋が酸化し錆びることから保護できなくなることです。

この鉄筋がしっかりしていないと、大きな地震で無くても基礎が家を支えることができなくなり倒壊の危険がでてきてしまうので、速やかに補修することが大切になります。

基礎補修の方法には色々な方法がありますが、国の「建築改修工事共通仕様書」に採用されている確かな補修が求められますが、中には表面だけ塞ぐような補修の仕方をする業者もいるので、しっかりと確認してから依頼して欲しいと思います。

コンクリートは固まる時にひび割れを起こしやすく、その殆どがヘアークラックと呼ばれる軽微なひび割れですが、中には地盤や気温などの理由によって、構造耐力上問題になりうるひび割れが発生してしまうこともあります。

多くの住宅診断をさせて頂いていますが、先日も新築1年目の住宅で何十本ものひび割れが確認でき、その中には0.5mmを超える瑕疵の可能性が高いものもありました。

おそらく、新築時に見落とされてしまい、そのまま建てられてしまったのではと思いますが、このようなこともあるので最近では、工務店まかせにしないで、建築主様が第三者による新築の工程検査を依頼するケースが増えています。

基礎は多くの場合、表面をキレイに見せるため化粧モルタルを塗っているので、表面からでは基礎のひび割れは確認することは出来ません。

新築時に確認されていないようでしたら、一度点検をしておくことをお勧めします。

早い段階であれば鉄筋の劣化も最低限に止めることができますし、場合によっては新築時の瑕疵保険でしっかりと直してもらえます。

先ほどお話しした基礎割れのお宅も工務店様に基礎割れの診断書を見せて、瑕疵保険で直してもらえることになったそうです。

瑕疵保険適用の10年を超えてしまうと保険が適用されなくなるので何事も早めがいいですよ。

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