浸水しなくても床下が濡れている
今日は台風の影響で各地で線状降水帯が発表されました。
昨年の大規模な浸水があっただけに心配になります。
浸水をしていなくても地盤によっては床下土壌へ水分が入ってきてしまうことがあるので自分の家は大丈夫か確認することが大切です。
今日、伺った家も浸水をしたわけではありませんが、床下の土壌は水分を多く含んでいて、床下に入ると一瞬で着ているツナギが濡れてくるほどでした。
たぶんこれまでも、雨が多く降るたびに床下へと水が流れ水分を多く含んだ土壌になっていたものと思われます。
その結果、束石が写真の様なボロボロな状態になっていました。
コンクリートの劣化の原因は色々とありますが、私たちが床下で良く見る現象には白華現象によって鉄筋が錆びて爆裂を起こす現象と今回の写真の様な針状結晶によるものです。
白華現象とはコンクリート中の水酸カルシウムが雨水などで溶けだし空気中の二酸化炭素に反応して炭酸カルシウムという白い粉になる現象です。
それに対して針状結晶とは土壌に含まれる硫化塩が雨水などで溶けだして硫化イオンを含む水分をコンクリートが吸い上げて微細破壊を起こす現象です。
このまま放置すると床を支える強度がなくなり、床のたわみや床板の劣化を早めてしまいます。
対策としては防湿ビニールを敷いて、その上に束石を置き土壌の水分を吸い上げないようにすることです。
どちらにしても建物の劣化をさせないために早めの対策が必要です。
浸水はしていなくても、思いがけなく床下土壌が水分を含んでしまっていることもあるので、しっかりと確認してもらいましょうね。
