炭の魅力

本日は、建物定期点検で焼津市内のお宅に伺ってきました。

点検ではシロアリの生息や水漏れなどの建物の劣化はありませんでしたが、このところの大雨や台風の影響からか少し床下の土壌が湿っているのが確認できました。

元々、この地域は湿気が強いらしく湿気対策に床下の調湿炭が敷いてありました。

ホームセンターなどでも床下用の炭が売られていたりしますが、炭なら何でもいいというものではないので、ちゃんと確認することが大切です。

炭は多孔質のために湿度が高い時は水分を吸い込み、低いと水分を掃出す仕組みで調湿をします。

多孔質と言っても木材によって違いがあるので、調湿を目的とするなら孔が多い竹炭が優れていると言われています。

また、害虫やカビ、菌類の発生を抑えることが目的であれば白炭と呼ばれるマイナスイオンを出す備長炭などが良いようです。

一般的に安く売られている炭は廃材などを使っているものもあり、中には釘などが入っている粗悪なものもあるので要注意です。

特に注意が必要なことは、単に燃えた消し炭でないことです。

しっかりと炭化していないと、その炭自体がカビの発生や害虫の温床になることにもなりかねないのです。

しっかりと炭化された備長炭などの炭は電気を通しますが、消し炭は通さないので通電試験などで確認することができます。

炭化させるにはかなりの高温で焼き上げなければならないので、通常の炭をつくる焼窯では作ることができないので、どうしても高価なものになってしまいます。

因みに備長炭とはウバメガシを材料にしたもので1300℃くらいの高温で焼かれたものになります。

調湿材として利用だけでなく、火が付くと火力が強く火の持ちがいいこと、赤外線を出すことや、水などの浄化などにも使われています。

また、昔は寺社などの土の中に大量の炭を埋設することで、磁場を整えたりしたそうです。

寺社などに参拝にいくと何故か澄んだ感じがするのもそのことによるものなのかも知れません。

以前、浴室の排水が床下に流れて池のようになったことで異臭を放ってしまった家に備長炭を入れさせてもらったことがありましたが、数か月後に伺うと腐敗臭は全くなくなり空気は驚くほど澄んでいた経験をしたことがあります。

これからのムシムシとした時期は、室内にオブジェとして置いて室内の空気清浄に利用したり、靴の臭いが気になる時期なので、靴箱に入れて消臭剤として利用してみてはどうでしょう。

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