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断熱はどうなってる?
この4月から建築基準法が改正されました。
その中の一つが断熱性能等級4の義務化があります。
断熱等級4はいわゆる省エネ基準と呼ばれるものです。
等級は7段階で格付けされて数字が大きいほど性能が良く、小さければ性能が低いということになり、写真のような断熱材が入っていない住宅は等級1となります。
では義務化された等級4が満足いく断熱性能か?というと決して良いというものではなく、これ以下で住宅を建ってはいけないという最低基準で、世界的にみるとかなり低いレベルなので、これからの住宅はこれ以上の性能が求められていきます。
既存住宅の約90%近くが等級4に満たない住宅とされ、断熱材が入っていたとしても適切な施工がされてなく期待する性能が得られていない住宅が多くあるとされています。
また、断熱を考える時に断熱材の性能のほかに空気の流れを起こさないということも大切な要素で、熱移動の三原則の一つでもある対流を起こさないことが断熱には欠かせません。
しかし現実の住宅は断熱材は入っていても空気の流れを断っていない施工ばかりで、残念ながら既存住宅の多くは無断熱に近い住宅となっています。
以前までは家を長持ちさせるには換気をすることが大切とされて、室内だけでなく床下や壁内、小屋裏に空気が流れるように建てられてきましたが、断熱は逆で空気を流さないことが大きなカギとなります。
既存の住宅の断熱性能はかなり低いものですが、気流を止めたり、断熱材を厚いものに変えたり、室内では二重窓にするなど、大掛かりな工事をしなくても、一定以上の断熱性能を上げることができるので諦めることはありません。
床や天井に断熱材を入れるだけでも、かなり効果があるので先ずは現状がどうなっているのかを調べて検討してみる価値はあると思います。
