施工品質の向上を目指す

床下点検に伺ったお宅で水漏れをしていないか気になると話があったので、注意しながら点検をしましたが水漏れの痕跡は確認できませんでしたが、それとは別に写真のような造りのため土壌の湿気を木部が吸い上げて濡れているところがありました。

古い建物ではこうした構造をしていることが多くあり、湿気により腐朽や白ありの被害に合うケースがあります。

また、意外と新しい建物でも玄関サッシ枠などが土間に刺さっていたり、上がり框を固定するのに木材をかませてあったりと時間の経過とともに問題となる造りをしているケースがあります。

どうしても建物は見た目や機能性が重視されがちですが、やはり肝心なのは耐震性と耐久性、それにメンテナンスのしやすさではないか思います。

そこに最近では省エネ基準を設けて断熱性能も求められるようになってきました。

しかし、昨日のブログにも書きましたが断熱材ひとつとっても入れてあるだけでは意味はなく、外観では見えない施工会社の施工品質が問われる時代になっているように感じています。

建築材料がコロナの影響もあり急激な値上がりを見せていますが、それとは反して経済は右肩下がりのため建築市場は価格低下し、そうした影響もあってか施工の質が見逃されつつあるように思います。

大手であっても耐震ゴム問題や車業界でもデータ偽装などが多発し安心・信頼が揺らぐ時代になってきています。

住宅は人生の中でもっとも高価な買い物です。

しかも50年100年と暮らさなければなりません。

だからこそ私たちの仕事に求められることは、目に見えない施工品質の向上だと思っています。

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