住宅診断

牧之原市ー建物点検

今日は、牧之原市で建物の定期点検を行ってきました。

床下内と建物外周を見て回ると基礎の同一箇所にひび割れを複数確認しました。

ひび割れの幅は0.3mm未満のヘアークラックと呼ばれるもので、普通は補強などは要らないと言われているものです。

しかし、1m以内に3つ以上のひび割れが見られた場合などは、設計での構造的な強度を超えた負荷が部分的に発生し、基礎にダメージを受けている可能性があるため、設計上の問題なのか、地盤沈下によるものなのか(不同沈下)?などの原因を見極めることが大切です。

コンクリートは乾燥収縮や温度変化などによって軽微なひび割れ(ヘアークラック)は発生するものとされ、補修は不要としています。

しかし、その発生の仕方によっては補修や補強が必要な場合があるので、軽微だからと言って見逃してはいけません。

また、基礎の表面から見てひび割れはないと思っている方が多くいますが、基礎の表面には化粧モルタルやメーカーによってはタイルなどを貼るため、表面から確認することは出来ないので床下に入って調べる必要があります。

ひび割れは乾燥収縮などの要因で新築したばかりでも発生し、不同沈下などの要因で時間が経過してから発生することもあります。

また、地震や隣地建物の解体などによる想像を超えた力が掛かることによってひび割れを起こすこともあるので、定期的に床下からの点検をしていくことがとても重要になります。

最近は長期優良住宅で計画的に点検をする仕組みになっていますが、出来ることであれば建築業者が斡旋する住宅診断ではない業者に、第三者の目として診てもらうことが望ましいと思います。

また多くの住宅診断といっても床下に入って診ていないことも多くあるので、診断を依頼する際には床下に入って診てもらえるのか確認して依頼してもらえたらと思います。

どちらにしても住宅は床下だけに限らず様々な部位が時間の経過するとともに必ず経年劣化をしていきます。

また、残念ながら新築時から問題を抱えていることもあるので、信頼できるメーカーだからなどと安心するのは少し危険だと思います。

因みに大手ハウスメーカーや地元の工務店が2019~2020年にかけて集計・分析した結果、約8割近くで不具合が発生(さくら事務所様調べ)しているとしています。

良好な住宅を維持するために是非、適切な定期点検をしてもらいましょう。

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