職人さんの腕が光る

本日は焼津市内のお客様のお宅へ、玄関の巾木タイルの交換工事でお世話になりました。

今回の依頼があったきっかけは、「孫が玄関下駄箱上の花瓶を落としてしまい、巾木タイルを数枚割ってしまったので、割れたタイルだけ交換をお願いしたい」との事でした。

ただ築40年のお宅で、既設のタイルは36角タイル(108~109㎜サイズ)で仕上げてありました。

数十年前までは、内装壁タイルによく使われる定番となっていたタイルで「半磁器タイル」という名称で商品名にもなっていました。

実寸法108〜109㎜という、中途半端なサイズの理由ですが、建築でよく使われる尺モジュールに対応していたからです。3寸6分(108〜109㎜)なので、36角と呼ばれるようになりました。

つまり少し前の規格サイズということになります。

当時は複数のメーカーが製造していましたが、現在は、100角、150角タイルなどをメインに、多種多様なタイルが使われるようになり、36角タイルの製造はごく限られたメーカーだけになっています。

そのため今回色々と探してはみましたが36角を取寄せることはできず、150角を切断して交換するやり方でお客様に了承頂き、無事対応することができました。

こうした職人さんが、今、どんどん減ってきているので、この先ちょっとしたメンテナンスをするにしても対応が困難になってくることが予想されます。

先日の報道では、大工さんなども若い人の継手がなく廃業する人が増えているそうです。

そのため新築を注文しても5年待ちが当たり前になるとのことでした。

職人さんの技術は簡単に身に付くものではないので、このままでは大きな財産を失うことになります。

それにしても、なかなか良い仕上がりです。

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