後悔、先に立たず
シロアリの羽アリがG・W直前に各地域で発生し調査の依頼が殺到しています。
ヤマトシロアリの羽アリは気温が20℃を超えはじめ雨が降った翌日の昼間に発生が活発になります。
写真のお宅は、2Fのベランダに羽アリが発生したものです。
調査をしたところ玄関ポーチと基礎の割れ目にシロアリ侵入の痕跡である蟻道と白アリの生息を確認、また、床下側にも蟻道が確認できたので、そこからの侵入により2Fベランダに羽アリが発生したものと推測できました。
2Fのベランダが白アリの被害に合うケースは多く、原因としては建物とベランダの取付部などが劣化によってひび割れを起こし、そこから雨水が侵入し外壁内部の木材を腐食させると共にシロアリが好む湿り気を与えてしまっていることがあるからです。
本来、シロアリの被害は床下で多く見られますが、外壁モルタルのひび割れやサイディングの目地割れなどの劣化により雨漏りという現象を起こしていなくても建物に湿気を与えてしまうことでシロアリの被害は建物全体に及んでしまうことがあります。
シロアリの侵入のスピードは意外に早く、侵入されてから1年で2Fの屋根裏まで侵入している事例もあるので、小さい体なのに凄い能力です。
また、従来の木造建築では2Fや屋根の梁などにシロアリが好む米松材が多く使われ、最近では、さらに食害が顕著となる集成材と呼ばれる木材が使われているので侵入されると被害は大きくなる傾向にあります。
シロアリの怖いところは、見える所に姿を現さず床下や壁の中を食害しながら移動するので気が付きにくく発見が遅れてしまうことです。
この羽アリは室内に舞うとは限らず屋外に舞うこともあるので羽アリを見たことがないと言っても決して安心できません。
調査の電話を頂くみなさんが口を揃えて言うのは「毎年点検をしてもらえば良かった」という言葉です。
後悔、先に立たずです。
信頼できる業者さんに建物のシロアリ侵入や劣化具合など定期的な建物点検をしてもらいましょうね。
