管理点検で長持ち
本日は藤枝市にあるお寺の白アリ予防を行ってきました。
本日は本堂の床下の薬剤処理をさせていただきましたが、以前に白アリ被害にあわれている為、より一層注意しながら作業をさせていただきました
寺社建築ではヒノキ、ケヤキ、スギ、ヒバなどの木材が使用されています。
ヒノキは伐採してから200年間は強くなり、その後1000年かけて徐々に弱くなっていくといわれています。
あの有名な法隆寺や薬師寺の塔などにもヒノキが使われて1300年経った今でも健在だから驚きです。
ヒバにはヒノキチオールという成分が含まれていますが、この成分は雑菌や虫を寄せ付けない、抗菌、防虫効果があるとされています。
濡れても腐りにくいことやシロアリにも強いことから、木造建築では土台などの構造材として用いられてきました。
残念ながら最近の住宅では建築単価を下げる為などから、かなり見かけなくなった気がしています。
そんな貴重な材料で造られたお寺ですが、長い年月の中で改修を繰り返し守り受け継がれていますが、環境の変化や木材の劣化によりシロアリの被害にあってしまいます。
写真でも分かるように、これだけの床下の高さがあって通気がとれていても、シロアリの被害にあってしまうわけですから、基礎で囲われて通気がとりにくい一般の住宅においては、よほどしっかりと対策をしなければ危険だということは分かると思います。
一般の住宅でも昔はヒノキやヒバなどを土台に使用していましたが、最近ではあまり使われずに多くはベイツガ材に防腐防虫加工をしたものが使われています。
本来は腐りやすくシロアリにやられやすい木材なので防腐防虫加工をしているわけですから、経年で薬剤効果が薄れてきたら、とても危険な状態であるといえます。
どんな造りをして、どんな材料を使うかもありますが、100%完璧な住宅はありませんし、必ず経年劣化を起こすものですから、大切なことはしっかり管理点検をすることだと思います。
